Macがつまらない理由、Ubuntuが面白い理由

おいらは「MacBook Pro」ユーザです。が、Macを使ってみて分かったことは、「おいらにMacは合わない」ということです。

「Mac」(そしてApple社が手がける製品全て)に対する一般的な評価は、

  • 徹底的にこだわり抜かれたハードウェアの作り込み
  • ハードウェアとソフトウェアの、見事なまでの調和
  • コンピュータを利用しているときの、素晴らしく自然なユーザ体験

といったところでしょうか。この評価により、多くの一般ユーザから多大な賞賛を浴び、市場でのMacの存在感は大きくなる一方です。

この風潮が数年前から徐々に増してきたため、おいらも今年2011年2月頃、ノートPCを新調するにあたってついに「MacBook Pro」を購入した次第です。その意図としては、エンジニアである自分が「Macとはどういう存在なのか」ということを知っておきたい、といったものでした。そしてじっくり使ってみて分かったことは、…「Macはつまらない」ということでした(苦笑)。

ここから少し回想になりますが、おいらは曲がりなりにもPC歴10年超です。初めて触ったPCは、父親が使っていたPC-98だったと記憶しています(父親が触らせてくれた)。その後父親から自分の専用機としてWindows 95マシン、その後Windows 98マシンをもらいました。自分のお金で購入したマシンは、2002年2月に購入した「SOTEC PC-Station G4170AVR」(Windows XP)でした。この頃からコンピュータへの興味は非常に強くなり、このG4170AVRはものすごい勢いでOSをとっかえひっかえして使っていました(さすがにスペック上の問題でメインマシンからは退きましたが、愛用してあげたからか今でもピンピンしています)。そしておいらのこのPC歴で一貫していることは、「技術力を磨けば磨くほど、新しいことが身に付き、それが楽しい」ということでした。

ところがMac OS Xは、おいらのコンピュータに対する「(通常とは異なる)ユーザ体験への欲求」に合致しませんでした。Mac OS Xは作られたそもそもの思想が「ユーザに手間をかけない」ことだからです。Mac OS XはAppleからユーザに対する「提案」であり、それらが素晴らしいことは認めます。しかし、Appleからの提案は所詮Appleが考える最良の提案(悪く言えば、世界中のユーザに対する最大公約数的提案)でしかありません。この点で、Mac OS Xはおいらにとって「試行錯誤の機会を奪われたタダのアプリケーション群」であり、従っておいらにとってはあまり魅力に映らない存在なのです。

…まぁ、ひと言で言うと、Macは「最初からこちらの要求をほいほい聞いてくれる、口説き甲斐のない美人」なのに対して、Ubuntuは「わがままばっかでちょっとヘンなことすると怒ってちょっとかまってあげないとすぐ拗ねるけど、手を焼くと可愛いドジっ娘」みたいなもんですね(どこのツンデレだw)。

愛してるよ、Ubuntu☆。

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